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アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

アサリの島流し 350日目 - 350日の今日

新しい仕事、新しいコミュニティ、新しい家、新しい毎日。前とは違う日を過ごすのは簡単だ。朝起きて、新しい今日は毎日やってくる。 未来もすぐ過去になる。当たり前にそばにいた人はいつのまにか思い出の棚に収まって、当たり前に流れた時間はまた、特別な…

アサリの島流し 340日目 - さよなら母島

”僕らの住むこの世界では旅に出る理由があって、誰も皆手を振ってはしばし別れる” 12月頃から脇浜で1人ギター稽古しにいく時、この歌をよく歌っていた。 その度にグッと何かを飲み込んだ。 お別れライブが終わって、やっと腹を決めたようにようやく荷造りに…

アサリの島流し 337日目 - 人生で一番幸せ者だった夜

なかなかうまく書けなかった。 やっと1/9のライブについて書きます。 今回はどうしても短くできなかった。長文をお許しください。 歌うことについて、いや演奏することについて、考えたり発見することはいくつもあった。初めは「歌うこと自分を表すこと」だ…

アサリの島流し 317日目 - 音楽というもの

演奏が終わって、次はああいうのやりたいね、って話するの。また今度はこんな感じで。 また今度がすぐにあるということ。 不意にふと、ああ、また今度がすぐにはできなくなるのか、と考えた。 1年ほど前に高円寺を離れる時、送別会という名の大セッションパ…

アサリの島流し 307日目 - その先の場所

350日目のその日、東京・高円寺へ。 この一年で知った知らなかった(そして、素敵だったから走りメモした)音楽は、一年に300回ライブ見た年より多い。 音楽は音楽の中になく、人生の中にあった。 知るということの奥深さを知るのは、中学生の時に出会ったソク…

アサリの島流し 239日目 - 必要なものと不必要なもの

この島に来てまもなく9か月目に突入する。 私の携帯は息を引き取りましたが、危篤のときにバックアップを何とか取れたので少しづつ9月の写真を交えながら、今日は最近ちょっと考えたことを書いてみます。 最初は素晴らしい景色や珍しいもので目を白黒するの…

アサリの島流し 125日目 - 1000キロのグッドバイ

仕事を上がって寝こけている間にすごいスコールがあったらしい。入港で届いたダンボールがぐちゃぐちゃで破れるほどの。 雨はほんと突然降って、夜になって上がった。 私はふと思い立って、以前から乳房山で雨上がりに見れると話に聞く、透明なオカモノアラ…

アサリの島流し 114日目 - ねずみの一生

夜の青が鮮やかになった。一足先の夏が続いたため雨が少なく、こないだまでカタツムリやカエルは道路で干からびた姿をたまに見かけるばかり。…だったのだが、最近猛烈な湿度と共に再会するようになった。が。暑さとともにすごく増えたのはネズミ。パンや餅、…

アサリの島流し 80日目 - 魔法にかけられて

車とバイクの免許を取る、ということが果たせぬまま30代に突入してしまった私にとって、ドライブとは夢の出来事であった。普通に大したことではないかもしれないが、様々な事情で果たせなかったドライブ。ああドライブ。それはこの島で人生ファーストドライ…

アサリの島流し 63日目 - サザンクロス

星の王子様を読んだ時、あの小さな星に王子様が1人で住んでるなんて変な話だ、と思った。地球から考えたら、やはり空想のお話だし、と思った。けれど、サン=テグジュペリは見たんだろうな。砂漠で、星空を。写真)暗い夜の海に見える灯台の光。この記事は星空…

アサリの島流し 54日目 - 島と友達

友達ってなんだろ。よく内地で聞いた「いやいや友達ではなく知り合いです」や「友達っていうか職場が一緒だけで同僚です」はどこから友達になるのだろう?気がついたらもうすぐ2ヶ月。あれ、まだ2ヶ月だったっけ?私の友達は大事に思える人、が友達だ。今日…

アサリの島流し 45日目 - もしもコンビニがなかったら

私の一番好きな歌の歌詞に”The night was dark. It was blackest that I've ever seen.”というのがありますが、母島の夜はまさにそれでした。その昔…は普通のことだったかもしれない。いまや日本全国津々浦々にあるであろうコンビニ。街に「もしもコンビニが…

アサリの島流し 31日目 - 白地図の色

31日目、3月9日は誕生日でした。見知らぬ土地に来て1カ月目。しかも見知らぬ島。まだ知らない人やことばかりだけど、良い天気の素晴らしい太陽が私にとって最高の日だった。おまけに日食!それだけで幸せと思ってた私に、思いもよらぬ1日は待っていた。今日…