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アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

アサリの島流し 6・7日目 - 海の真ん中の山

海岸線に沿って歩くと、海がキラキラしている。少し曇がかってはいたが人が少ないのも贅沢なくらい気持ちのいい風。

島に来て初めてのおが丸が竹芝へ行き来している間、所謂「出港中」を迎えて、午後の仕事は初めてお休みをもらった。
いつも通り前浜あたりをぶらぶら歩いていると、先日店のスタッフから誘ってもらった島の飲み会で知り合った女の人が車から「アサリちゃーん!」と声をかけてくれた。

田舎の方はよくあるかもしれないが、この島の人たちはとにかく大人も子供も知ってる知らない問わず、すれ違うと挨拶を交わす。普通かもしれないけど、例えば新宿駅で全員がそうだったとしたら、こんにちはのゲシュタルト崩壊を起こしそうなくらいこんにちはが漣打つだろう。母島では幸い「こんにちは」が一番引き立つ、最適な頻度で人間とすれ違う。

また例のごとく目的もなくぶらついていると話すと、「ショーケン(小剣先山)には行った?あそこおすすめよ!頂上まで30分で登れるのよ!」とすぐ裏の山を指差した。

せっかくの休みだし、暇はたっぷりあるので、私は登山口のお地蔵さんに軽くことわって小剣先山に入った。

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山の中はさすが、いろんな植物が植えているが内地(島の人は島以外の東京など日本をそう呼ぶ)とはちょっと雰囲気が違う。
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さくさく標高が上がるけど、その分基本的に勾配は急だった。
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そして7分目くらいに現れたこれ。
岩場で行ったらかなりのハードボイルドな岩が…。間違えたら転がりそうな岩場は頂上の直前にも。
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子供も登れるのよー!ってこの辺の子は身体能力高いからなあ…。

頂上はさすが「剣先」というだけあってピンと尖っていて集落が一望できた。
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裏側にはこの島一番の山、乳房山と思しき山並みも。
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海からすぐなのに、ヤッホーとやまびこできそうな感じだ。

登った時よりさらにさくっと下山すると、ちょっと調子が出てきていつもより遠いところまで足を伸ばして見ようと思いついた。

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まずは石次郎海岸。
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よく最高なプライベートビーチと名前があがる。紅の豚にこういう場所のアジトが出てきたなあという小さな浜だった。
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水はやはり天下一品にきれい。

その先評議平を超えると御幸之浜。
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この辺からはTDLアドベンチャーワールドを地でいくような山道の遊歩道を歩く。
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その先も海沿いの遊歩道の結構なアップダウンを経て南京浜。
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この先は都道最南端まであと2.5キロ。
でもさすがにすでに7キロは歩いているので、都道沿いに戻り始める。
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山道だけど普通にこんな実のなる木が生えてるのはさすが南の島。
がじゅまるもでかい。
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ジブリみたいなことになってるショベルカー。
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道端には放置された機器や戦争中の遺物もたまにある。

最後に寄ったのは旧ヘリポート。
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星がよく見えると島でもよく聞く場所。
PVでも撮れそうなくらい素晴らしい場所だった。

なんだかんだで帰り着いてみたら
歩いた距離10キロ超えてて、アップダウンは階段95階分だったらしい…。

海に来たはずが、ずいぶんとがっつり山歩きした日だった。
まだまだ島の先っぽしか歩いてないし、1年間探検のし甲斐がありそうだなあ。

まだまだ都会のもやしっ子、翌日筋肉痛だったのは言うまでもない…。