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アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

アサリの島流し 16日目 - 道のはじまりと終わり

母島探検
点には始まりと終わりがないけど、閉じていない線には始点と終点がある。
環状線のように輪になっていないすべての道路には始まりと終わりがある。

前記事まで日付飛ばさずにタイトルつけようかと思ってましたが、あまり書けないこともあって追いつかないし、もう道の上歩いてるので、あえて気にせず実際の日にちで○日目、にしちゃいます。

そんな16日目、初めてお休みを丸一日もらった日のことです。

小笠原村母島は東京都なのである。国道はさすがにないが、都道がある。

「一般都道沖港北港線 第241号」
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名前の中にある沖港は船が発着する母島唯一の集落。私がいつも暮らしてるとこ。北港は母島の北端にある戦前までもう一つあった港で、今は人が住んでいないが、集落があった場所。私はまだ行ったことがありません。

そしてその道は母島の南端、南崎に続く遊歩道入口まで続く。東京で一番南にある市町村だからこの終点は都道の最南端、にあたる。

昔から私は、道の終わりという響きを聞くと、どうしてもそこまで行ってみたくなってしまう習性がある。

という訳で行ってみました!

ガイドブックなどで、南崎へは都道最南端まで車かレンタルバイクで行ってから遊歩道を30分歩く、とある。

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が、5キロ弱なら徒歩でも歩ける気がして歩いてみた。

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休みだったので朝から出発、天気は良好。むしろ暑い。

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途中の表示。

かなりアップダウン激しい山道を歩くこと1時間弱…。
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突如現れた…
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道路終点…

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最南端の表示。
おもむろ過ぎてびっくりした都道最南端。
早速、今度は遊歩道を通り島の最南端まで、森の中に入っていく。

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深い森はまるで恐竜時代みたいだ。
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トトロやらジブリな鼻歌歌いながらずんずん歩く。

いやあ、暑いしまるで亜熱帯の森に来たみたいだ〜!と思った。(というか、ここほんとに亜熱帯だったの忘れてました…)

途中にあった元は池だった場所。
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昔の子供はここで滑って遊んだらしいすり鉢。 
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めっちゃ高い…。
昔の子供すごい…怖いもの知らずか…。

ところどころこんな看板もあった。
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電波…圏外だけど…。

ひたすら歩くこと30分。
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まずは南端が見渡せる小富士へ。
こちらも実は日本で一番南にある「富士」がつく山。

このとんがりの頂上。
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断崖…!
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視野200度くらい海!(iPhoneパノラマ撮影)
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お尻がスースーしました。
母島にはこういう小さいけど尖った山が多く、毎回スースーして屁っ放り腰になります。

そこから降って今度はワイビーチへ。
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先輩スタッフがここ遊びに行くのは最高って言ってた。
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実にプライベート感あふれるビーチ。母島はこういう浜がたくさんあるが、人口少ないし、来る人はかなりの猛者くらいなので、泳げるようになったら最高だろうな。

私…泳ぐの得意じゃないのだが。 

そんな私は泳げないだろうけど、水が素晴らしい、母島最南端の浜、南崎。
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真ん中の岩より先は潮の流れが早く、得意な人でもその先は行ったらNG、1人で遊泳もNGな浜。(たぶん流されたら太平洋ど真ん中まで持ってかれる)
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こっちはいろんな貝や石が流れてて、ビーチコーミングに良さそう。
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すごい石が落ちてた。誰か持って帰ろうとして、重くて諦めたのだろう。

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空も曇ってきたし、何よりお腹が減って帰れなくなったら困るので、この辺りで帰路へ。

母島に来てから、あんまり歩いてばっかだから
先輩に「歩く女」と呼ばれるくらいである私も、さすがに往復したら腹ペコ筋肉痛だった。
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距離16キロもだが、何よりアップダウン激しいのがハムにグッときた…。

帰ってから気になってたことを調べた。
水平線が見える距離。

どこまでも見えてるようで、0mのところからだと4〜5kmくらいらしい。
母島の小富士の高さからだと、高さを考慮しても30kmくらい。
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ずーっとまっすぐいったらオーストラリアかな。何人かの友達がいるなあ。とか考えてた。

それでも、島に来るときにおが丸の上から見てきた1000kmの海さえ、途方もない距離だった。

地球ってのは、思ったよりずーっと広いんだなあ!

でも人は自分の足で、結構いろんなとこまでも行けるもんだなあ、なんて実感した日だった。