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アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

アサリの島流し 250日目 - 26時間のタイムトラベル<内地帰省編 上>

ちょうど250日前、初めて乗ったおがさわら丸の中、この海はいったいどこまで続くのだろうかと思っていた。

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大島を過ぎると本当に何もない海が、夜が明けても続く。でも再び乗ってみたらよく知った道になっていた。

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どんな場所でも体が覚えた場所は馴染みの場所になる。いろいろな場所で暮らしたり旅したりすることは、「地球のどこだって地球」というひとつの実感を、徐々に完成させていくのかもしれない。

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先日、初めての長期休みをもらって、250日ぶりに内地へ帰省した。なんだかそんなに前でない気もするし、ものすごく久々な気もした。 

 

帰ってきてから風邪をひいたり慌しかったりでずいぶん間が空いてしまった…。

約10日の帰省、記憶にボリュームがあり過ぎてどのくらい長くなるのか…想像し辛いので…まあとにかく書き出すことにします。

 

7月から新しくなったおがさわら丸には初めて乗ったけど、もう未知の世界じゃなかった。

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乗っている船でも、乗り換えの父島にだって、知っている顔があふれてる。

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父島発には初めて乗ったことになるので、見送り船のお見送りは初めて見た。

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マーメイドもいた!

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初めて乗った時、船で飲んでいる人を見かけて、「島民の方かな?すごいなあ…よく飲めるよな…」と思っていた私でしたが… 

行きは6時間くらい飲みっぱなし、帰りも同じ島の人に会えば花咲く飲み会。

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新しい船の展望ラウンジ母島(名前から…もう呼ばれている)は華やかな内装もあいまって、さながら地方のクラブみたいでした。

(天井が鏡ってあたりが…笑)

 

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船酔いどころか二日酔いと戦い眠りこけているうちに東京に到着。

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10月の竹芝は天気もあって…とにかく…寒い。記憶にある母島の真冬より寒いんでは…。

 

信号機すらない島から来た私は、慣れていたはずなのに久々の都会で、友達と歩きながらも上ばかり見上げ「すごいなあ」ばかり口をついてでる。

 

久しぶりに東京という街を写真に撮ると、なんだか海外からの観光客みたいな撮り方をしていた。(海…外、に違いはないか)

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最初の3泊は日本橋付近に宿をとっていたのもあって、東側を久々にゆっくりめぐれた。 

 

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とにかく風呂に浸かりたい!と騒いでいたら友達が教えてくれたすごく良い銭湯にて、8ヶ月ぶりの浴槽!生き返る!

 

島に来てからなんでも新鮮な内に手に入る有り難さを知って、食べたいものだらけだった。

寒い時にいい感じのちゃんこ。

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島にはラーメン屋がない…もちろんこれも!

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都会の冷奴は安すぎる…。

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島に来ると「感じ方が変わることがある」というのは聞いていたが、やはり変わったなあと思うことはいろいろあった。

 

私は大阪の大気汚染のメッカみたいな場所と山梨のカラッとした空気の半々で育ち、適応できてしまうから、今まであまり空気の良さ悪さを気にした事がなかった。  

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(これは山梨の街の写真)

それでも、やはり東京2日目くらいからマスクを買った。排気ガスもすごいし、街中で風邪ひいている人がこんなにいるなんて。

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人混みにはすぐ慣れた。

けれど島にいる時みたいに、立ち止まって伸びをしたり、ボーッと眺めたりすると、とても変な顔をされる。

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(平日の朝の山手線の駅で眺めてたらかなり異様な顔をされた景色…) 

 

あとはとても音がうるさい。何重にもなるものすごい合奏が四六時中繰り広げられている。

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だから、みんな声が大きい。

私らがいつもの小岸壁で飲む時にあの声で話せない。特に意識してないけどきっと、星の瞬きを消さないよう密やかな声で飲んでる。

たまに盛り上がり過ぎて内地の様なボリュームで盛り上がると、大体翌日島中の人が内容知ってるし…苦笑

 

いつのまにか、私の人生の中で一番長い時間暮らしたのは、大人になってしまってからの東京近郊になっていた。 

けれど、たった250日でこんなに違う様にみえるのだな。まるで片道26時間の間に、もっとずっとタイムトラベルしているみたいだ。

 

約10日間の私の新しい東京旅行、はまだまだ続く。

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やはり長くなりました。3つに分けます…。この次はいろんな再会、の話を。