アサリの島流し 324日目 - 南の島の年越しは延長15回の夏休み
あけましておめでとうございます!
太平洋のど真ん中より、今年もよろしくお願いします。
ここ数年、ライブハウスで年越し36時間過ごしていた私、昼型生活になり今年こそ肝臓に優しい寝正月を…
とはいかず、やはり今年も…飲んで仕事弾いて飲んで仕事…という、睡眠ままならない年末年始を過ごしました。
ひとつ違うのは、相変わらず未だに靴下あまり履いてないこと…。
書きはじめたらきりがない程の想い出ばかり…写真多めで残しておこうと思う。
前記事で書ききれなかったクリスマスの続きから。
25日はクリスマスへの意気込みが誰より強いパーティボーイ・島のALT先生ミッチェル企画で、本場さながらの料理を持ち寄る屋外クリスマスパーティがあった。
エッグノッグに二種のソースがあるターキー(丸ごと)は、あのテーマパークにいる気分みたいな味がした。
島で最も女子力高い気がする2人が作ったターキーは、人生で食べたどのクリスマス料理より美味かった。
(この後、骨を圧力鍋でシチューにするあたりもさすがだ…勝てない…)
それから、年末年始は本当によく弾いた。
こんなにたくさんクリスマスソング覚えた年もなかった。
ウクレレ人口が多い島のクリスマスシーズンはとっても優しい音楽に溢れている。
クリスマスが終わっても毎日飲み続き、がじゅ下も毎夜賑やかな日々。
酔っ払いながらトランプゲーム教わったり
たこ焼き食べて
ボーイズとスマホゲームして
街の年末年始みたいな華やかな感じではないけど、どことなく島の中も慌ただしくちょっとウキウキ。
私たち観光関連業の忙しさも最早テンションで乗り切る。
↑朝から?謎のテンションだった年末年始の職場
大晦日の夕食を片付けてみんなで紅白見たり。
(考えてみたら大晦日にTVみたの数年ぶり)
ゆく年くる年の時間に店を出てカウントダウンは月ケ岡神社で。
宮司さんすらいない島、おみくじ、お神酒、お炊き上げも役場や地域の人がやる。
島にひとつしかない場所、みんな知ってる顔、みんな好きな人達がみんな続々集まる。
海の果てで迎えた新年に、感動のあまり泣いているお客さんがいた。
特別な年越しだった。
明けた元旦は仕込んできた最後の大仕事…
ので初日の出には行けなかったけど、朝入り口を開けると快晴の空が青かった。
朝食後、寝不足グロッキーをなんとか立て直して日本で一番早い海開きへ。
そもそも海…閉じてないけど…
初泳ぎ!
元旦からはしゃぎまくってずぶ濡れの映像が、ネットニュースで流れてたらしくて、当たり前ながら動画中すべて知ってる顔まんまで笑った。
…の、ニュース動画はこちら→気温20度!「日本一早い海開き」 小笠原諸島・母島
ウミガメのりゅうちゃんとツバサも海に送り出した!(正確にカメ達には名前ないけど、放した人の名前でみんな応援した 笑)
仕込んでおいたお年賀。大晦日はひたすらアクセサリー工芸に勤しみました。
オーナー秘伝のごま雑煮(汁投入前)
元旦の夕食。おせち家族用じゃないのは初めてだから今年はめっちゃ勉強した…。
めまぐるしい年越しを終えて2日になりやっと一息ついた。最後の繁忙期を終えると、仕事的にもあとはフェードしていく。
ハッとしたら、もう二週間をきっていた。
2日の出港を見守る時なんだか複雑な顔をしてしまったのは、寝不足のせいだけじゃない。
当たり前にあるものに、お別れを告げなくてはならない。なのにまだ、当たり前すぎて実感がわかない。
延長15回の夏があと少し。