アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アサリの島流し 137日目 - 父島へ行くの巻 その2

小笠原に来てから、たまに「もう実はすでに死んでるんじゃないか?」と思う。 だって、今までディスプレイや本で見たり、いろんな場所に行ったけど、こんなに尋常じゃなくきれいな景色だらけなんだもの。 もしかして、もう天国にいる? 父島ユースホステルの…

アサリの島流し 136日目 - 父島へ行くの巻

この頃はだいぶ島の生活に慣れたのか、出かけないでゆっくり過ごすことも出てきた。 けれど日々の折々、私の中の小さな箱の蓋が少し開いていて、過ぎていった遠い時間の景色が所々に現われる。それは今見える景色という新しい棚のあるべき場所へ、静かに自然…

アサリの島流し 125日目 - 1000キロのグッドバイ

仕事を上がって寝こけている間にすごいスコールがあったらしい。入港で届いたダンボールがぐちゃぐちゃで破れるほどの。 雨はほんと突然降って、夜になって上がった。 私はふと思い立って、以前から乳房山で雨上がりに見れると話に聞く、透明なオカモノアラ…