アサリの島流し紀行

東京・高円寺から貯金をするために小笠原諸島へ住み込みバイトに行ったバンドマンの日記。都会の超夜型ライブハウスマンが1000kmはなれた船でしかいけない島で人間に戻っていくドキュメントでもあります。Twitter→@asari309 asari official WEB→http://asariweb.net/

2017-01-01から1年間の記事一覧

アサリの島流し 350日目 - 350日の今日

新しい仕事、新しいコミュニティ、新しい家、新しい毎日。前とは違う日を過ごすのは簡単だ。朝起きて、新しい今日は毎日やってくる。 未来もすぐ過去になる。当たり前にそばにいた人はいつのまにか思い出の棚に収まって、当たり前に流れた時間はまた、特別な…

アサリの島流し 340日目 - さよなら母島

”僕らの住むこの世界では旅に出る理由があって、誰も皆手を振ってはしばし別れる” 12月頃から脇浜で1人ギター稽古しにいく時、この歌をよく歌っていた。 その度にグッと何かを飲み込んだ。 お別れライブが終わって、やっと腹を決めたようにようやく荷造りに…

アサリの島流し 337日目 - 人生で一番幸せ者だった夜

なかなかうまく書けなかった。 やっと1/9のライブについて書きます。 今回はどうしても短くできなかった。長文をお許しください。 歌うことについて、いや演奏することについて、考えたり発見することはいくつもあった。初めは「歌うこと自分を表すこと」だ…

アサリの島流し 335日目 - さよならの形

さよならの仕方には形がある。 じゃあね、またね、おつかれさま、元気でね、良い旅を、幸運に恵まれますように、再び会おう、ありがとう…等 この島と私とのさよならはどんなさよならだったのだろう。 離れた今東京にいる私と、あの島は再び1000km海を隔てて…

アサリの島流し 331日目 - 走れ!乳房山登山隊

離れていても繋がって、どこかのできごとを知ることができる時代である。 島に来てからこの1年の間しこしこ書き連ねたこのブログを「読んでるよ」と声かけてもらうことが、季節を追うごとにどんどん増えた。 バンドの知り合いやお客さん…仲良くなった島民…10…

アサリの島流し 324日目 - 南の島の年越しは延長15回の夏休み

あけましておめでとうございます! 太平洋のど真ん中より、今年もよろしくお願いします。 ここ数年、ライブハウスで年越し36時間過ごしていた私、昼型生活になり今年こそ肝臓に優しい寝正月を… とはいかず、やはり今年も…飲んで仕事弾いて飲んで仕事…という…