アサリの島流し 320日目 - もういくつ、あといくつ。
最近は寒くなって見慣れないコート姿も増えてきた。(と言っても19度とかで、内地の本当の冬の人からしたら小春日和か!だけど…。)
サービス業の師走が忙しいのは、都会でも南の島でもやはり同じで、飲み会やイベントが続くのも同じく…。
寝る間を惜しんで走り回るこの頃。
ああ、寝てなかったら「もういくつ寝ると」カウント減らないのかな?
いつの間にか私の中に生まれていたこの場所への愛しさと、静かな寂しさが、1日ごとにじわじわ募りはじめている。
クリスマスイブの前の日は職場オーナーの誕生日会。同僚も皆それぞれに気合の一品を持ち寄って…だったので、朝からキッチンが賑々しい。
私も初めてテリーヌを自作してみた。
島での「ないものは作る」ことや「飲み会は持ち寄り」という習慣で、本当に料理は鍛えられたと思う。
今まで当たり前に買っていた加工品も、なんだって作ってみるようになった。
(昨日は正月に向けて伊達巻と田作り作ってました)
たくさんの家族が集まる賑やかなパーティになったオーナーの誕生日会は、クリスマス前でエキサイト中のちびっ子達もたくさん集まり、さながらテーマパークの気分。
そしてこの日、実は島では他にもいくつかパーティ…、以前私が島で初めて歌わせてもらったアウストロのライブも開かれていた。
窓から覗く恋ダンス!
島の音楽…と言えばこの人!くらいにたくさんのイベントを企画する方から…
ちょっとだけ、歌いに来ない?
と伝言をもらう。
少しだけ抜け出して、その場にいた人にギターを借りて…自分の曲、アポロとハートランド、を歌わせてもらった。
たくさんの人が引き上げることを知ってくれてて、聞いてくれて。
初めてのアウストロライブの時は、この場所でオリジナルを歌うのは果たしてみんな楽しんでもらえるかどうか…と悩んだけど、今回は迷いなく、素のまま歌えた。
本当にこの機会をくれたY先輩、そばにいてくれたすべての島の人、パーティちょい抜けを許してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
そして翌日は…クリスマスイブ。
母島にサンタが船でやってきた!!!
サンタさん出待ちの子供達絶叫コールの中、私にもサンタさんと同じ船で、素敵な音楽が届きました。
(左から、式根島の夏一さん、小笠原の唄うたいOkeiさん、新島の小澤さとさん)
20・21のデイサービス忘年会でも一緒に演奏させてもらった、びっち先輩にも歌ってもらいました。
クリスマスイブに家族で参加してくれて…有難い先輩。
私も、夢のクリスマス、River、流星群の夜に
を久々ピアノでやらせてもらいました。
最後びっち先輩と一緒にも1曲。
(Don't worry be happy→winter wonderlandメドレー。忘年会の時はこの後に365歩のマーチがつきましたが、ツインVoやってて毎回本当楽しいメドレーでした 笑)
↑小西さんの写真拝借します!
Okeiさんの歌がはじまると、すーっと海が凪ぐような空気に包まれて。涙を流すお客さんもいました。そこに小澤さとさんの和の雅な歌、夏一さんの爽やかな明るさ、が合わさったナイストリオ。
3人が作る1時間弱は、ライブが初めての人も何歳の人でも楽しくなってあっという間に過ぎる、素敵な時間。
去年のクリスマスと同じく、私は今年もバーカウンターからこの景色を眺めていました。
ああ、1000km海超えてるけど、地球の上で生きているんだな。誰かが笑ったり泣いたりする心の動きの、なんと美しいこと。
(客席にいたフラガールと急遽コラボ!)
私はこの美しい場所で生きていられてるのだ。
こないだのクリスマス子ども会の自分の台詞ですが…サンタさん、ありがとう!!
打ち上げも昨夜に引き続き楽しいワインパーティ。
夏一さんの白いパンツがスパークリングベリーワインに染まる事件、スタッフりさがミニーなヘアバンドをOkeiさんからもらう…とかどんちゃんしたり、この日演奏したみなオリジナル持ち歌ありだったので「初めて作曲したのは何歳?」談義をしたり、遅くまでたくさん話して笑ってた。
翌日の見送りではりさが3回飛び込んだ! さすが歌い手、声量あると船が遠ざかっても聞けちゃうリクエスト!笑
夏に幻になった夜。
あの時も日帰りで寄ってくれてほんの少し言葉を交わしたくらいだたたけど…
忙しくあちこちの島や東京、いろんな場所で演奏しているOkeiさんが、そのことを忘れずに気にかけてくれていたこと。
それが本当にとにかく嬉しいし有難くて。
準備時間あまりなくバタバタだったけど、来てくれたそこにいたみんなが幸せな夜だったこと。
翌日の朝、ようやくスタッフでクリスマスケーキ食べました 笑
もういくつ、あといくつ、この島の宝物は一生手放せない瞬間ばかりだ。
そして…クリスマス当日…
は書ききれないのでまた次記事で…。