アサリの島流し 265日目 - 幸運な同級生と南の島のハロウィン
大人になってから出会う同じ歳の友達と言うのは、無数に入り混じった中に同じものをひょっと見つける様で、有り難い。
けれど都会の暮らし中では年齢の話をしなかったり、私の歳になれば見た目もすっかり職業に染まるので、中々見つけづらい。
そんな時にふと、あれ?同じ歳じゃん!ってなると、その瞬間まるで子供の時と変わらなくなる。みんな職業や過去の鎧を脱いで、同級生の顔になる。
私はその瞬間が大好きだ。
だから、大人になってから出会う同じ歳の友達は特別だ。
こないだまでの東京ではセーターをしっかり着ていたけれど、やはり母島は暑い。
ギョサンを履いた足の甲や、捲り上げた肩が、日差しでジリジリ痛い。
もう一度真夏の服に着替えていつもの日々が始まると、立て続けに待っていたのは慌ただしいお別れだった。
今回はあまりたくさん飲めなかった木こりさん達アーボマン。
前回7月の出来事はこちらを参照!→http://shima-asari309.hatenablog.com/entry/2016/07/28/232429
帰ってすぐの日、またみんなギター持ってきてアンプラグドセッション。
(前より島のギター弾きが何人か増えた!)
彼らが乗る出港日は、島の様々な人に愛されてるアーボマン。他にもたくさんの人が同じ船で出港で、とても華やかな見送りの日だった。
フラのメンバーがいたらしく、踊りと子供達の歌声の見送りをやっていて、とても美しかった。
きっと…次回は私が彼らに会いに行く番だ!
それから休む間も無くやってきたのはハロウィン。
南の島のハロウィンは島のみんなが形様々に参加を楽しみにしているお祭りだった。
昼は子供達が仮装して、お店や宿、家々はみんなお菓子を用意したり飾り付けをして待った。
私の職場でもささやかながら、宿泊のお客様が何人かいたのでかぼちゃのキッシュを夕食に作った。
そして大人のハロウィンパーティは…
恒例のClub脇浜にて 笑
どこから仕入れたのかみんな超本格的仮装!
最近、お客さんアンケートで美男美女の多い島…という評判があったらしいですが、島の女子仮装はみんな気合い満点ビューティフル!
久々にてろんてろんに飲んで踊ったその翌日。
それは島で一番しょっちゅう飲んでた気のする友達が引き上げる日だった。
酔いをさましながら布団に飛び込んで、初めて夜明け前に起きて、朝日を見に行った。
私も9ヶ月いて初めてだった。
新ヘリポートを朝焼けが包んだあと、海から私達までまっすぐ道ができるように朝日が上がった。
ほんとラッキーな友達だ。
ううん、友達になれてラッキーだったね私ら。
集合写真のセルフタイマーを仕掛ける彼女の背中には、虹までかかってた。
あと2ヶ月したら私も帰るけど、これ以上のラッキーに出会えるかわからないよ。
けど幸運なことに、私の親戚がいたり去年ツアーにいった福岡に彼女は帰る…らしい。
まったく、なんてラッキーなんだ!
また必ず飲めるじゃないか!
そしてラッキーを使いまくった私は、大事な見送りをきっちり終えて11月、島に来て初めての風邪を見事にひいたのでした…苦笑